少女終末旅行 1話「星空」「戦争」
2017年秋アニメ1話感想シリーズ。9本目は「少女終末旅行」です。
つくみずさんによる漫画原作です。「終末が日常だ。」と「絶望と、なかよく。」がキャッチコピー。人間がいなくなった世界で2人の少女がほのぼのと生き抜く独特な世界観のアニメです。
PVはこちらからどうぞ。
終末×少女×日常＝おもしろい
出典：http://girls-last-tour.com/
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メイドインアビスのような可愛らしいキャラクターデザインですが、このアニメは今のところチトとユーリの2人以外に人が登場しません。その代わりに、銃器や輸送機のような、戦争の面影を残すものだけが辺りに散らばっており、まさにポストアポカリプス的な状況です。
気になるのは遺体すらも無いということです。回想シーンでは人が登場していましたが、あの人達はどこへ行ってしまったのでしょう。
出典：http://girls-last-tour.com/
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そんな状況でも、彼女たちは特に疑問を持たず、生き抜くために物資を調達しつつ、ほのぼのと日常を過ごします。水瀬いのりと久保ユリカという、癒し系の声優を起用している点もまた、のんびり感を演出しています。終末なのに、日常系。このギャップこそが本作の魅了なのではないでしょうか。
彼女たちはなぜ生き残っているのか。なぜ文字が読めないのか。そしてどこへ向かうのか。謎をじわじわと入れてくるあたりが「けものフレンズ」を彷彿とさせます。
出典：http://girls-last-tour.com/
途中、見つけたレーションをめぐってユーリがチトに銃を向けるシーンがあります。私は先行上映会に行ってきたのですが、「ここの演技は本気のシリアスでやってください」と演出さんに言われたようで、それこそ本当に撃つんじゃないかと不安になるような臨場感がありました。声優さんの演技って凄い。
公式サイト
スタッフ
監督：尾崎隆晴
シリーズ構成・脚本：筆安一幸
設定考証：鈴木貴昭
プロップデザイン：岩畑剛一、鈴木典孝
デザインワークス：コレサワシゲユキ、灯夢
美術設定：ヒラタリョウ、イシモトタカヒロ、イシモリレン、森木靖泰、長岡慎治
美術監督：三宅昌和
色彩設計：金光洋靖（Wish）
特効監修：谷口久美子（チーム・タニグチ）
撮影監督：染谷和正（T2studio）
3Dディレクター：菱川パトリシア（IKIF+）
編集：後藤正浩（REAL-T）
音響監督：明田川 仁
音響効果：古谷友二（スワラ・プロ）
音楽：末廣健一郎
音楽制作：KADOKAWA
アニメーション制作：WHITE FOX
製作：「少女終末旅行」製作委員会
シリアス感を出す最小限の音楽や、銃声・キャタピラの音響、美しい背景などなど、たくさんの魅力が詰まっていると感じました。今後どう物語が展開するのか、期待大です！
2017年秋アニメは40作品ほど視聴予定です。最低でも1話の感想はそれぞれ上げていく予定ですので、よろしければこちらからお願いします！
